過剰摂取

イソフラボンに関してアジアは欧米よりも摂取量が高め

納豆やお豆腐、味噌や醤油、さらにきな粉などは、和食に使われ、和食のお惣菜の1つであるので、大豆製品は日本特有なものであると考える人もいますが、実は日本独自の食品ではありません。
極東アジアにいる人の必要としているタンパク質のおおよそ12%が大豆食品から得られているとされる大豆製品の利用は、日本に限らず、アジア全土で広がっています。
大豆の食用消費量を国際的に比較したところ、食料消費量と1人1日当たりの消費カロリーから、最も大豆製品を嗜むのは、中国、韓国、北朝鮮などのアジア諸国が名を連ねました。

特にジャワ島の人はスリーTで生きている、とインドネシアの大学教授が語る程、おかずの中心となるのは、大豆製品でいいます。
この3つのTとは、テンペ(納豆)、タウゲ(モヤシ)、そしてタフー(豆腐)のことで、ご存知のように、いずれも大豆製品である。
ジャワ島は主食は日本人と同じお米ですが、大豆も重要な主食といえるでしょう。

日本でももちろん、西洋文化の流入によって、肉類消費が普及する前の時代には、大豆製品が重要なタンパク質の供給源であることから、食生活の中でも重視されていました。
現在でも平成14年に行われた国民栄養調査では、日本人が日々摂取する大豆の平均消費量は、一日18mgで、過去の調査結果をさかのぼっても、過去30年間、その摂取量が変わっていないことがわかっています。
食生活のタンパク源が肉類などに移行したとしても、大豆の加工食品、つまり豆腐、納豆、豆乳などは、日本人が時代を超えても好む、体に馴染んだ国民食ともいえます。

最近ではイソフラボンの体への健康効果、そして美容効果が注目されていることで、意図的にイソフラボンを大豆加工品を通じて摂取しようとする人が増えてきました。
食品以外でも、化粧品なども開発されています。
イソフラボン配合の化粧品を使用するメリットはこちらに載っています。

それでも日本人の総合大豆摂取量が変わらないのは、意図的に摂ろうとしなくても、食生活に十分馴染んでいる結果といえるのかもしれません。

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