過剰摂取

イソフラボンで更年期障害を改善

イソフラボンの効能としては、乳ガン、さらに骨粗鬆症などの女性に多い病気に対して有効だとして、その応用が行われています。
その中でも、更年期障害に対して効果を示すことが知られています。
イソフラボンがエストロゲンという女性ホルモンに似た構造を持っていることから、植物性エストロゲンともいわれており、その穏やかな作用は、女性に嬉しい、さまざまな効果を示してくれます。

肩こりや疲れやすさ、頭痛に始まる全身の痛みなど、女性が閉経前に感じる不快感は更年期障害の典型的な症状です。
それらは、閉経による女性ホルモン分泌の減少が原因とされていて、この際に植物性エストロゲンであるイソフラボンを摂取することでその症状を改善できるとして、食事に大豆製品を積極的に取り入れる他、サプリメントの形でのイソフラボンが人気となっています。
しかし、実は更年期障害は女性だけのものではないことが最近わかってきました。

そして、イソフラボンは、男性の更年期障害にも効果を発揮すると考えられています。
男性には閉経というものがないため、発症条件がなく、ただの栄養不足などと勘違いされやすいのですが、その症状がホルモン量の減少から来るのであれば、それは立派な更年期障害です。
男性の更年期障害にも女性と似たような症状があり、精神的なもので言えば、気力の低下ややる気の減少等が挙げられ、男性ホルモンの減少から来る精力の減退などもその症状の1つです。

イソフラボンには女性だけでなく、このような男性の更年期障害に対して効果があるとされています。
しかし、最近では、閉経がまだまだ先であるはずの20代、30代の世代にも、更年期障害類似症状に悩む人が増加しています。
それは、ストレスや食生活によってホルモンのバランスが崩れることで引き起こされると考えられています。
そのままにしておくと、更年期障害以外にも、様々な生活習慣病に掛かる可能性も生まれるので、早めに専門医に相談しましょう。
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