過剰摂取

カルシウムと一緒で骨粗鬆症予防

大豆に含まれるイソフラボンは、その女性ホルモンに似ている構造から、女性ホルモン、正確にはエストロゲンの作用を肩代わりすることができることからその働きはさまざまです。
そのため、その働きをサポートする栄養素や食品を考えてその組み合わせで食べれば、組み合わせの成分の効果をさらにアップすることができます。
そして、効果を十分に引き出すためには、毎日コンスタントにとり続けることが大切です。

その組み合わせの1つとして、大豆製品と一緒に、カルシウムを豊富に含んでいる牛乳や小魚、さらに青菜などの食品を一緒に摂取することで骨粗しょう症対策にできます。
さらに、大豆製品として納豆を利用すると、大豆のイソフラボンとカルシウムに加え、カルシウムが骨へちゃんと吸着するようにサポートするビタミンK2も一緒に摂取できるのでおすすめです。
骨粗しょう症は特に女性に多い病気として知られていて、大体閉経を迎える50歳前後から急激に骨量が減少していき、結果的に60歳代で見てみると、2人に1人、さらに70歳以上になれば、10人に7人が骨粗しょう症になるといわれています。

これは、加齢によって、ビタミンDは腎臓においてカルシウムをサポートする活性型ビタミンDに変換することで骨の新陳代謝に深く関わっている女性ホルモン、エストロゲンが減っていくからです。
しかし、最近では年齢問わず、遺伝的な体質、極端なダイエットによる栄養不足や偏食、さらにタバコやお酒、運動不足などの生活習慣によってまだ若い20代の女性にも増えてきています。
骨を丈夫にするにはカルシウム、というイメージがありますが、血液にカルシウムが過剰に流出してしまうのを抑える作用をもつ女性ホルモンと同様の働きをするイソフラボンを一緒に摂ることで効率的に骨粗しょう症予防ができます。
このように、病気の予防、そして改善においては、効果があるとされている成分を含んだ食材を的確に利用することで、より効果が発揮されますので、きちんと知識を身につけて、健康的で若々しい体作りを目指しましょう。
日常生活でイソフラボンを摂取する方法は、こちらを参考にしてみてください。

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