過剰摂取

妊娠中や出産時には摂取量に注意

妊娠中、そして出産時のイソフラボン摂取はあまり薦められていません。
妊娠動物を用いたイソフラボンの投与実験において、高濃度の大豆イソフラボンを投与してみたところ、胎児の生殖機能への影響を示唆する報告があったそうです。
また、大豆に含まれるイソフラボンを含むフラボノイドには、トポイソメラーゼⅡ阻害作用というものがあり、特に妊娠中にはあまり好ましくないとされています。

さらに、妊婦が、イソフラボンを摂取することで有益性を見出せないということから、食事中のイソフラボンを制限することはなくとも、特定保健用食品として大豆イソフラボンを通常の食事の中に上乗せして、摂ることは安全面から推奨できない、ということらしいです。
読んでみると、このような悪影響があるのでダメです、というのではなく、このような危険性があり、そのリスクを負ってまで良い効果を得られるものではないから推奨できない、と言う内容です。
そのため、そこまで危険性がないのでは・・・?と考える人もいるかと思います。

しかし、イソフラボンはただでさえ過剰に摂取してしまうと様々な弊害があるのです。
イソフラボンを過剰摂取http://stanleybleifeld.com/surplus.htmlしてしまうと、体の中でのホルモンバランスの悪化をきたし、子宮内膜増殖症になってしまい、生理周期を乱して逆に生理不順をきたしたりします。
また、イソフラボンが多くなると、女性ホルモンの一種であるエストラジオール量が低下し、さらに月経周期が延び、結果として生理不順をもたらしてしまいます。

このエストラジオールとは、エストロゲンの成分の一つで、女性であれば卵巣、そして男性であれば副腎と睾丸から分泌されるホルモンです。
このエストロゲンは、主に生殖器の発育に大きく関与するホルモンで、エストラジオールの不足は不妊の原因の一つに数えられています。
また、男性の場合だと、精子の動きが悪くなったという報告があります。

これはある程度ホルモンを制御できる大人で起きる症状です。
その摂取をコントロールできない胎児となれば、それ以上の危険性が伴いますね。
妊娠中はイソフラボンの摂取には気をつけましょう。
こちらのイソフラボン摂取による副作用もご確認ください。

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