過剰摂取

血中アルコール濃度を下げて二日酔い防止

アルコールというと、百薬の長として体に良いものであるとされています。
しかし、それはあくまでも限度があり、その限度は人によって変わってきます。
それは、通常お酒に強いか弱いかという話になりますが、それはどのような点で変わってくるのでしょう?

それは、アルコールを解毒する酵素であるアセトアルデヒド脱水素酵素の働きに左右されます。
まず、お酒はアセトアルデヒド脱水素酵素などを始めとした、一連の酵素群の働きによって、アセトアルデヒドと酢酸に変化します。
このアセトアルデヒドというものは有毒で、すばやく安全な酢酸に変化させるのが、酵素の役割です。

そこから最終的には二酸化炭素と水に分解され、排出されるのですが、これらのエネルギー代謝には、ホルモンが重要な働きをするのです。
そのため、おつまみで枝豆やお豆腐を食べることでイソフラボンを摂っておけば、アルコール分解能力が上がっているので、アルコール血中濃度をすばやく低下させることができると考えられます。
また、イソフラボンは、血中におけるコレステロール値を下げ、中性脂肪値を下げてくれることから、動脈硬化をはじめとした心疾患を予防します。

アルコールを大量に摂取し続けると、肝臓において中性脂肪の合成が促進され、結果として、肝臓に中性脂肪が蓄積してしまい、脂肪肝になります。
さらに飲酒を長期間続けると、肝臓に線維が形成されていってしまい、肝線維症や肝硬変などの重篤な病に繋がったり、さらに肝細胞が急に破壊されることで起きるアルコール性肝炎にもなる場合があります。
イソフラボンはこのような危険性を軽くしてくれますが、その作用を上回るほどのお酒を飲み続けると、もはや分解能力が追いつかず、アルコール依存症に陥ってしまう場合もあります。
そのため、イソフラボンはあくまでも補助成分であって、いくらでもお酒を飲んでもイソフラボンさえあれば大丈夫、というものではありません。
お酒は適度に抑えときましょう。

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